財政赤字 budget deficit 2004 10 20
10月19日の共同通信社のニュースには、このような記事がありました。
米連邦債務がほぼ上限に イラク戦響き行政に支障も
(ワシントン19日共同)
国債発行などによる米連邦政府の債務が先週、いまの法定上限(7兆3840億ドル、約808兆円)に、
あと2500万ドルの水準に達した。
スノー財務長官は「11月中旬には策が尽きる」としており、
政府の新たな借り入れが不可能になれば、さまざまな支払いや行政機能に支障が出る恐れがある。
債務残高が膨らんだのは、大型減税にイラク関連の巨額支出が重なったため。
Book 2003 7 28
BANKRUPTCY 1995 by Harry E. Figgie, Jr.
1995年合衆国破産
H・フィギー・Jr. 訳者 竹村健一 クレスト社
この本は、日本においては、平成5年4月10日に出版されました。
1995年に起るであろう、財政危機について、書かれた本です。
しかし、1995年の危機は回避されたので、書庫に、本をしまい込みましたが、
イラク戦争後において、イラク駐留経費が、巨額になる見込みとなった現在、
また、この本の出番となりました。
もう、この本は、封印したかったのですが、また、必要となるでしょう。
本の端書きには、こうあります。
「アメリカにおいて、『聖域』と化した福祉予算、
助成金のばらまき、行政機構の肥大化によるコスト増加、
選挙での得票しか頭にない政治家。
これが、今のアメリカが抱える問題である。」
さて、今のアメリカは、どうなったでしょうか。
「私たちは文字どおり、借りた金と、借りた時間に頼って、
毎日を過ごしている」
1985年2月20日、ポール・A・ヴォルカー